米NIH傘下機関の新型コロナウィルスへの次亜塩素酸推奨文書が非常に分かりやすい説明なので解説します

三密回避、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスも大事ですが、重要な対策がひとつ抜け落ちています。空間除菌です。

①三密回避、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスが体内に侵入する新型コロナウィルスを減らすのが目的なら、空間にただよっているウィルスを減らせる手段があったらそれを使わないのは危険です。

  新型コロナウィルスの蔓延が始まって以降、三密回避、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスなどが対策として言われ続けています。 
 これらの対策は、空間をただよっているウィルスが、私達の呼吸によって口から体内に侵入したり、皮膚から体内に入ってしまうことを減らすのに役立つからです。

 コロナウィルスに感染し発症するかは、体内に侵入するウィルスの数に左右されます。 
 体内でウィルスを迎え撃つシステムが、そのキャパシティ以内の数のウィルスであれば撃退に成功できるが、それを超えた数のウィルスに侵入されたら撃退に失敗し、発症してしまう、という状況は容易に想像できます。 
 そのための手段が三密回避、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスなどなど、です。

 しかし、体内に侵入するウィルスの数を減らすための最重要の対策がスッポリもれ落ちています。 
空間にただよっているウィルスそのものを減らしてしまう対策です。

②この今行われている新型コロナウィルス対策でスッポリ抜け落ちている空間にただよっているウィルスそのものを減らしてしまう対策について、アメリカ生命科学の最高権威である国立衛生研究所(NIH)が明快で分かりやすいコメントを出していましたので、ご紹介します。
 (2020年6月25日NIHの文書管理を行うPMCが発表)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7315945/ 
ただ、原文が英文のため、重要部分を以下ご紹介します。
(このコメントは新型コロナウィルスの拡散の仕方とそれに対する次亜塩素酸水を使った有効な対策について詳細かつ簡潔にまとめていますので、日本語訳をお付けしたいところですが、それは著作権違反になりますので興味をお持ちの方は別途お問い合わせください)

以下PMCコメントの一部です-  
 このウィルスの主な感染ルートは感染者の呼気からのエアロゾルです。会話の間、人は呼気から毎秒数千個の8~14分間空間をただよう水滴をはきます。新型コロナウィルスは、このエアロゾルの表面では最大3時間、銅板の上では最大4時間、段ボールの上では最大24時間、ステンレススチールの上 では最大2~3日検出できます。このウィルスの感染を防ぐには、これらの場所を除菌しなければなりません。 
 そのために、適切な濃度の次亜塩素酸水の噴霧器による噴霧が有効です。適切な濃度の次亜塩素酸水を噴霧した場合、ウィルスの感染力を3~5桁減少させます。
 マウス17匹による飲用試験等で有害性がまったく観察できませんでした。                                -以上

③新型コロナウィルスが長時間生き残る場所の内、銅板、段ボール、ステンレス等の表面を除菌する手段としてはアルコールがありますが、エアロゾルの表面の除菌にはアルコールは向かず、次亜塩素酸水しかありません。 
 アルコールは、噴霧する場所に子供やアルコールが苦手な人がいる時は使えません。
 また、これから運転する人がいたら飲酒運転になる危険があります。 さらに、濃度により引火の危険もあります。

 次亜塩素酸水(但し、後で説明する製造法、濃度、保管法等で適切なものを選ばなければなりません)ならエアロゾル表面のウィルスに対する有効な対策になります。

④では今売られている次亜塩素酸水を買って噴霧すれば良いとはいきません。 
数点注意すべき点があります。
a.次亜塩素酸を含む水の製法が何種類もあり、次亜塩素酸も含まれるが、有害な不純物も残る製法で作られた製品が多数販売されています。例えば、名前がよく似ているので混同している人が多い「次亜塩素酸ナトリウム」は使い方によって失明や死亡事故まで起こす危険な物質ですが、これと酸を調合して「次亜塩素酸水」を製造するメーカーがあります。

 塩と水のみで作るNIHも推奨する次亜塩素酸水とこの「次亜塩素酸水」との違いを説明せず(場合によってメーカー自身がこの違いを知らないで)危険な次亜塩素酸ナトリウムが残留している可能性が高い「次亜塩素酸水」を空間噴霧するのは危険です。 
かならず塩水を電解してつくるNIHが推奨する次亜塩素酸水を使ってください。 

b.NIHも指摘しているように、次亜塩素酸は、日光、温度、有機物によって有効成分が減ってしまうので、きちっとした管理が必要です。
 数多い次亜塩素酸水のメーカーには、このことを知らない会社も多数あります。となると、次亜塩素酸水を購入された方にメーカーが保管法などを説明するはずもなく、噴霧したときに効果がなくなっている可能性が高くなります。それで除菌した気になっていては危険なので、このことを注意書きで明記し、きちっとした使い方を勧めるメーカーのものを選んでください。

c.噴霧器を使う時は、次亜塩素酸用と明記された製品を使ってください。
 次亜塩素酸は酸化力が強力なので、それに対応していない次亜塩素酸用でない噴霧器では短期間で故障します。 

次亜塩素酸の空間噴霧について日本の消費者庁が厳しい規制を加えています。
 上に説明しましたように、問題のある不純物がある次亜塩素酸水と効果がない可能性がある使用法を規制するのは当然遂行して欲しいところです。 
 ただ、次亜塩素酸水の空間噴霧は、新型コロナウィルスが体内に入ってくる数を減らす対策としての重要なパーツなので、これをやみくもに否定するのはウィルスを利することになります。安全で効果のある使い方の基準を明確に示し、新型コロナウィルスとの戦いを有利にするための政策を実行して頂きたい。

NIHが推奨する次亜塩素酸水よりさらに進んだ次亜塩素酸水が日本で開発されています。 
 NIHが推奨する次亜塩素酸水は、塩水を電気分解し、その正極側にできる次亜塩素酸を利用して製造するものです。 
 次亜塩素酸水を使う現場に電解装置を置き、作ってすぐ使うのであれば効果と安全性の点では問題なく使えます。

 但し問題点が2つあります。 
a.次亜塩素酸水に含まれる塩分(約1000ppm)が次亜塩素酸を消化してしまうので長期保管ができません。そのため製造工場でボトルに詰め、それを物流網でくばって必要な場所で使うという方法ができず、各現場に製造機を置くしかなくなります。コストの面で気軽に迅速に使うことができません。

b.室内での噴霧を続けると、塩分で室内の金属機器がサビます。
 実は、この次亜塩素酸水がSars流行の際、北京の中日友好病院で大々的に病室に散布され、院内感染阻止には成功したのですが、エアコンやエレベーターの金属部がサビルという問題が起きました。

 この問題を解決する電解により次亜塩素酸製造装置が日本で開発されました。 
 それが三槽式電解装置です。
下の図をご覧ください。

 三槽式電解装置では、上の図のように電解槽を2枚の隔膜で三槽に仕切り、真ん中の槽に塩水を入れ、両端の槽に純水を入れます。この2枚の隔膜に電極を張り付け電気を通すと、プラス極側に次亜塩素酸が隔膜を通って純水の中に浸みだします。
 この作り方ですとプラス極側の次亜塩素酸水の塩化ナトリウムの濃度を二槽式電解装置で製造したものの100分の1程度にできます。
 そのため、有効成分である次亜塩素酸の消化が大幅に遅くなり、最長3年程度有効な超低塩次亜塩素酸水を作ることができます。

 塩分が多い電解次亜塩素酸水の病室噴霧でSarsの院内感染を阻止たもののエレベーターがサビルという問題を起こした中日友好病院のケースでは、この超低塩次亜塩素酸水が同時に実験され、院内感染を阻止しつつ、金属機器のサビという問題も回避しました。

⑥次亜塩素酸水は消毒薬だから人体には必ず危険だという意見について

 「次亜塩素酸水は消毒薬だから人が吸入しないようにしてください」とする見解が昨年WHOテドロス事務局長の「いかなる消毒薬も噴霧することは危険」という発言に影響されたのか、厚生労働省・経済産業省・消費者庁連盟のパンフレットに記載されました。

 これに関しては、以下の各点を指摘します。 
a.NIHの見解にはまったく反します。アメリカの生命科学の最高権威が実証実験に基づき表明したものを、根拠をまったく示さないで否定しています。 
b.このパンフレットには、なぜ注意しなければならないのか、吸入したらどういう危険があるのか、などの具体的記載がまったくありません。
c.次亜塩素酸は、私たちが自分の体の中で、みずから作りだして、侵入してきた細菌やウィルスと戦っている物質だという事実を知ってください。

 この3点をみれば「次亜塩素酸水は消毒薬だから当然危険」という判断は実験に実証された事実に反します。
 科学的判断をするなら、実験で実証された事実を合理的に説明できる理論化をすべきで、上記の判断はこれに反します。 
 このような判断で、私たちの体内に入ってくるウィルスを減らす有力な手段を失ってよいのでしょうか?

 もちろん、私たちが体内で作り出す次亜塩素酸とは違う有害な不純物が混じった「次亜塩素酸水」と称する商品は別ですが、高純度の次亜塩素酸を有効濃度をきちっとコントロールして製造する次亜塩素酸水を否定するのは新型コロナウィルスとの戦いにおいて、大幅に不利な状況を自分で作ってしまい、感染を広めることになる行為です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました